2009年 11月 22日
「初めてのドイツ」番外編・・・大ピンチ!!「バッグ忘れた!」ベルリンで前代未聞の大騒動!
現地10/20(火)午後18:25 定刻どおりに到着した。
「スーツケース行方不明になった時」のために“下着や化粧品等”
を用心のために入れた“セカンドバッグ”を棚から下ろし、隣の席
のこのツアーで一番に知り合った若いKさんの荷物も下ろしてあげて
他の方のも面倒見て、「さぁ!降りましょう!!」
機内預けの荷物を待つ間に「トイレに行ってきます」で、すぐ脇の
トイレに他の皆さんと行列・・・
順番が来て、すぐ後ろの同じツアー仲間の奥さんに“セカンドバッグ”
を「お願いします」で足許に置いて見てもらい、個室へ・・・
“用”を済ませて、壁にかけた“メイン・バッグ”を取ろうとしたら・・・
「無い!!」「えっ!?私のバッグは?」
パスポート、“円”“ユーロ”の現金すべて、クレジットカード、
免許証や保険証など全財産、私が私であることを証明する物、
貴重品、一切合財を入れている。
真っ青!背筋を寒い物が走る!!
規定どおり、前の座席の床下に置いていたのを、棚の荷物に気をとられ、
自分としては、すっかり肩から斜めがけにして持ったつもりの「思い
込み」で“イケシャアシャア”と“いい気なもん”で降りていたのだ。
まず一番に機内に取りに戻ろうとしたが、飛行機内には出てしまった
あとは、忘れ物があっても戻れないという。
「さっき、黒のバッグの忘れ物・・・云々」のアナウンスをしていたよ・・・と
他のみなさんの耳に入っていた放送は、トイレに入っていた私の耳には
届いていなかった・・・
慌てて飛び出し添乗員のMさんに伝えたが、それを聞いたMさんの
顔つきを見ただけで「これは えらい事だぞ!」がわかる。
現地ガイドの中村さんが出口のところで待ってくださっていて、「そこから
一歩でも出たら戻れないからね!」と、きつく私を制止して、出口で
チェックする男性と二言、三言。
引取り手の無い荷物は時間のかかる全く別の場所に保管され、手続きをするにしても、凄い時間と手間がかかり、すんなりとはいかないらしい。
まだ「旅」は始まったばかり。
このために同行の皆さんを足止めするようなことになったら、最後の最後
まで『気まずい』だけでは済まない事態になることは目に見えている。
今までの『海外旅行』は、すべて楽しく終わっているのに「何てことを
やったんだ!」と、自分に腹が立つ。
とにかく「まだこの辺りにバッグはあるかも・・・」「掛け合おう!」と、周り
のブース(事務所っぽい)をMさんと覗いて回る。
ターンテーブルのすぐ横の小さなブースの机上に、置いてある
“私のバッグ”発見!
Mさんが係りの人に掛け合ってくださったら、すんなりと渡してくれた。
「人によっては、こんなもんではないですよ」とのことだったが
『地獄で仏』とはこのことか・・・
Mさん「中身がちゃんとあるかチェックしてください!」 すべて無事!
「人の情け」のありがたいこと!!
8年前に娘と行った「グアム島」の海で、初めて“足びれ”をつけたために
溺れかかって、「私、死ぬかも・・・」と、思ったことがあるが、それ以上か、どっこいどっこいの大失態!
席も最後部分でよかったのかも。
前のほうだったら、後ろから降りてくる人の目に触れて“でき心”という
事もある。持っていかれていても仕方なかったかも・・・
皆さんに“大迷惑”をかけずに済んで本当に良かった。
この“大失態”をはじめいろいろやらかした今回の“失敗のてんこ盛り”
皆さんにカバーしていただいたお蔭で、「無事な私」が今ここにいる。
感謝、感謝!!
こんな私なのに、「旅の最後」には、皆さんから「旅を楽しく盛り上げて
もらって有難う。疲れたでしょう?」とか「添乗員さんのアシスタントお疲れ
様でした」とか、Mさんからも「こっこ亭さんみたいなムードメーカーがひとり
いてもらうだけで、和気藹々とツアーが楽しくなって助かります」と言って
貰って、大変、大変恐縮です。
これに懲りずに、またどこかのツアーでご一緒いたしましょう!
今回も、いろいろありましたが、「楽しい旅」を本当に有難う!!
ドイツには、もう一度行きたいですね。
人も街も穏やかで、やさしい、美しい国でした。
おっと、食事もドリンク類も、とてもおいしい国でした!