2010年 04月 26日
「お江戸」・・・歌舞伎と藤と天神さん、そして清澄庭園
23日、「新橋演舞場」で千秋楽を迎えた通し狂言「四谷怪談
忠臣蔵」観劇が第一目的。
6月には名古屋・中日劇場でも同じ演目での公演が控えている。
「四谷怪談」と「忠臣蔵」、二つの世界が一つになって、縦横
無尽に駆け巡る!
石川耕士さんの脚本、猿之助さんの演出、右近さんが四役を
勤め、宙乗りや、大詰めには何トンもの本水使用の大滝が現れ、
豪快な立ち回りもあり、まさに「猿之助歌舞伎」!!
3回目のカーテンコール、舞台中央には師匠・猿之助さん。
「わあっ!」と客席総立ちで大感動!!
いつもながらの“貧乏人根生”で、「折角、東京まで来ているん
だから・・・」と、メトロ1日券を駆使して歩き回る。
まずは、ホテルロビーのパソコン・インターネットで4/18から
「亀戸天神藤まつり」が開催されているというのをキャッチ!
“藤の花が都内随一”という『亀戸天神社』へ。
日曜日で、大変な人出でにぎわっている。
が、“藤の花”はここしばらくの寒の戻りで縮み上がったのか、
まだまだ満開にはいたらず、ポスターのように垂れ下がる状況は
当分先になりそうだ。
ご近所の商店主が「去年は咲かなかったんですよ」と、仰言って
いた。
次に訪れたのが、今まで何度も気になりながら、足を延ばせない
ままだった都指定名勝第1号の『清澄(きよすみ)庭園』へ。
江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡とも伝えられ、時の人、
岩崎弥太郎が明治11年に社員の慰安や貴賓招待の場所として
造園を計画、明治13年に「深川親睦園」を開園したという。
81,091.27平方メートルの「回遊式林泉庭園」
入場料一般150円、65歳以上70円。
メトロ1日券の提示で50円に割引。 ありがたい!
見事に手入れされた園内は、つつじやさつき、菖蒲や紫陽花など
にはまだまだほど遠いが、八重桜が咲き誇り、他にもあちこちに
配された花々が心を慰めてくれる。
鯉や亀、水鳥が遊び、池のよどみに無数の「おたまじゃくし」が、
客が放り込んだ麩のえさに真っ黒になるほどに群れている様は、
生まれて初めて目にしたような・・・すごい光景。
帰路につく前に、28日の千秋楽で建て替えのために幕を閉じる
『歌舞伎座』前へ。
カメラにその姿をとどめよう…という人たちでごった返している。
今回の“足”は、盛んに流れているテレビ・コマーシャルで気に
なっていた『ピンクのバス・WILLER TRAVEL』の
夜行高速バス「女性専用車」を初めて往復利用する。
曜日によって「シニア割引」もあり、車内にトイレ設備もあるが、
途中のサービスエリアでトイレ休憩も2回あり、座席もゆったり
きれいでなかなか良かった。
夜行バスでの往復の利点は、日がな一日、たっぷり目いっぱい遊ん
でいられること。
22:10発のバスに乗るべく、新宿西口の乗り場へ。
翌朝7:00、大阪駅桜橋口到着。
今回の「旅」も無事終わった・・・都会は疲れるけれど、楽しい!!