2010年 06月 13日
『ハイジの故郷とスイスアルプス3大名峰・氷河特急の旅8日間』 #4
カーテンを開けたベランダから、そびえ立つ「マッターホルン」が
くっきりとその雄姿を見せてくれた。
“バンザ~イ!!”
今日はツェルマットをあとに、氷河特急とバスを乗り継いで、グリン
デルワルトに向かう。
9:30にチェックアウトをして、ホテルの前で雲ひとつかからない
「マッターホルン」をバックにしばし撮影タイム。
みんな大喜び!!
最後の最後で笑ってくれた「マッターホルン」に大感謝!!
「氷河特急」は10:00発のチケットを取ってもらっている。
ツェルマットに名残を惜しみつつ、駅まで徒歩で15分ほど。
“世界一遅い特急で世界一の眺めを楽しむ”「氷河特急」
ツェルマットからサンモリッツまでの約270キロをおおよそ8時間かけて平均時速34キロでゆったりと走る。
我らは途中のアンデルマットまでの2時間40分ほどの列車の旅。
早い目の昼食をランチボックスでいただいて、4.8スイスフラン
(400円ほど)の地ビールを2本お供に、天井部分も一部窓になっ
ている広い窓からの風景を十分楽しませてもらった。
グリンデルワルトまでの約95キロをずっと山道走行で、休憩も入れて
4時間程かけて走る予定。
フルカ峠を経由して、ローヌ氷河を見る予定だったが、前日からの降雪
で通行止めになっているので別のルートで進む。
湖畔の小さな町ヴリエンツの公民館のトイレを借りて“トイレ休憩”
ルンケルン湖を眼下に見下ろす峠の展望台でも撮影タイム。
素晴らしい景色が広がる。ここにもひとの生活が根付いている・・・
こんなに細かく休憩があるのは珍しく、ベオッツさん、見ていると多分
相当の“ヘビースモーカー”。
急ぎの旅でもなく、我らにとっては有難く、うれしい休憩。
16:40、グリンデルワルトのホテル「アイガーブリック」に到着。
その名の通り、本館は巨大な「アイガー」を背に負って建ち、我らは
道を挟んで新館に2連泊。
ベランダからは「アイガー」が真っ正面。
19時の夕食までの時間を使って、駅前近辺のスーパーや土産物店をYさん
とぶらりぶらーり。
行き交う人、街のひと、みなさん上品で、穏やかな方が多い。
にっこり挨拶も交わし、子どもたちも「こんにちは!」と日本語で呼びかけ
てくれる。
大自然に育まれた、広々としたこの土地のせいだろう・・・
明日はいよいよ登山列車でヨーロッパ最高地の駅へ。
「ユングフラウヨッホ」は笑ってくれるだろうか・・・