「モロッコ」1週間“かけ足”の旅・・・フェズの街

フェズの夜は明けて、モーニングコールは6:30、ホテル出発は
8:00の予定なのに、5:30から40分ころ、突然、大音量の
“コーラン”が鳴り響いた!

これで目が覚めてしまった。
「まさか!」館内に流されているのかと思ったがこれは私の勘違いで、
町のモスクから流されているもの。
次の日の朝もやはり同じ時間に聞こえてきた。
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イスラム教徒の一日の始まりの音。
帰りの飛行機の中でも床にシーツらしき布を敷いて熱心にお祈りをして
いた人がいた。

朝食はバイキング形式で、種類もメニューも豊富でヨーロッパの一部の
ホテルよりずい分と豪勢だった。マラケッシュのホテルはフェズ以上!
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8:00出発で、まずはフェズの街を一望できる高台に案内してもらう。

メディナ(旧市街)に戻る前に、火災の素となる火を使う陶器工場は街中
にはおかれずはずれにあるため、先に案内される。
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すべて手作り・手書きでモザイクの製造工程はまさに神技。
ずい分大ぜいの職工さんが働いておられる。
若者、中堅、熟練工らしき年配の人もいるが見事に男性ばかり。
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日本で流行っている“タジン鍋”もいろんなものが並んでいた。

手の付いていないマグカップ状のものを買う。
日本円で800円から1000円ほど。決して安くない。
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次に訪れたのが、モロッコ国王がフェズ滞在の時に使用される「王宮」
の正門前へ。
門はぴったり閉ざされていて一般には公開されていない。
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いよいよメディナ(旧市街)へ。
いくつもある出入り口の中で最も大きい「ブー・ジュルード門」から
入る。
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コースのカラウイン・モスクも神学校も、ムーレイ・アドリス廟も革な
めし場や金銀工房&店舗などすべてメディナの中にある。

雨が降っても傘をさせないほどの狭い道
両側に間口の狭い店がビッシリひしめき合い、その道を地元の買い物を
する人、私たち観光客、荷物を運ぶロバや馬、荷車が通る。

「ロバ!ロバ!」と叫ぶ声が聞こえると壁に身体をくっつけて避けて
通さなければならない。
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上がったり下がったりの坂道で、迷路のような街並みはガイドのサヤさん
が先頭で案内し、アシストの男性が一番後ろから付いてきてくれる。

地元の人が一緒だからいいけれど、迷ったらなかなか出られそうにない道。

ランチもメディナの中にあるレストランで。バカでっかいレストラン。
名物“タジン”の昼食。
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小麦の産地だけあって、パンはどこで食べても美味しかった。
香辛料豊富なオードブルっぽい5種類の小皿の料理をパンにはさんで食べる。
メインの“タジン”は鶏肉がメイン。
40ディラハムのビールと共になかなか美味しかった。
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by kokko48513 | 2010-12-18 03:37 | 旅のつれづれ | Comments(0)

好奇心旺盛と明るさがとりえの旅大好き人間・・おもむくままの旅模様&etc.etc


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