2011年 05月 21日
初めての北欧・・・「フィンランド」2日目
3連泊の「ホリデイイン ヘルシンキ シティウエスト」の朝食は種類も
品数も豊富で、とてもすべてを制覇できないほどの素晴らしいもの。
9:00ホテル出発でヘルシンキから174キロ、2時間程移動して、
第2の都市、北と南を湖に挟まれた「タンペレ」へ向かう。
今日のドライバーはマルコさん、昨日より大きいバス。
現地ガイドはタンペレで乗り込むことになっている。
観光より先に文化施設「ヴァブリッキ」の中にあるレストランで昼食を
とるのだが、2時間余りノンストップで走ってきたので、入口を入った
途端に右手に見えたトイレへ駆け込んだ!
「トイレに行きます!」と叫んでいたのがYさんには届いていなかった
ようで、出てきて叱られた。
「70才を越すと、2時間は辛いんですよ」
ここでいただいたクリームシチュー風のスープが美味しかった。
待ち合わせをしていた現地ガイドの女性オーディさんが乗り込み、まず
「正教教会」に向かう。
タンペレには日本語を話せるガイドはいなくて、この方の英語の説明を
Yさんが私達に話してくれる。
読売の日程表では「タンペレ大聖堂」となっているが、ガイドブック「地球の
歩き方」では「正教教会」で載っている。
フィンランドではチップの習慣がなくて、他の地域に比べるとその点は
とても楽だが、トイレに入ろうとすると0.5~1ユーロのコインが
ほとんど必要で、教会の後に行ったマーケットホール(市場)でトイレに
入ろうと、入口のコインボックスに1ユーロを入れたのにドアが開かず、
“ご芳志”してしまった。 滞在15分で駆け足、駆け足!
次は楽しみにしていた「ムーミン谷博物館」
市立図書館の1階にあり、入った途端に日本人スタッフのご婦人が近づい
てきて、「アンケートの質問に答えてほしい・・・」と言う。
こんな所で頑張っている日本人もいる。
ツアーのことゆえ、ゆっくりとした時間は取ってもらえないので一旦は
断るが、場内が暗すぎたり問題点はいろいろある。撮影は禁止!
5階建てのムーミンハウスや巨大なジオラマは細部まで細かく作りこま
れ「ムーミンの世界」へいざなってくれる。
すべて、ト―ベ・ヤンソンの生涯の相方のご婦人の手づくりと言う。
入り口横にショップがあり、孫たちへの土産にもってこいのパズル玩具
を見つけて買った。
が、それでなくてもフィンランドの物価はもの凄く高いのに、あとで
ヘルシンキの街中のショップやデパートの方が同じものを安く売って
いて『見つけた時が買い時』でいつも手に入れているが、今回は“失敗”
ガイドのオーディさん、「イッテレ」へ移動の前にコースに入っていない
タンペレで一番の風光絶佳な湖を見下ろせる場所に案内して下さる。
北のナシャルブイ湖を見下ろす高台の小さな児童公園。素晴らしい!!
街のどこを走っていてものどかで穏やかな街だ。工業地帯とは思えない。
ここでオーディさんとはお別れ。 お元気で・・・
今日の最後はタンペレから40キロほどの「イッタラ」へ。
フィンランドを代表するガラス製品の有名ブランド「イッタラ」の工場が
あり、広々とした『イッタラ・ガラス・センター』の敷地内には博物館や
ファクトリーショップ、チョコレート工房や民芸品を扱う店もあり楽しい。
どれも高くて、気に入ったものも見つからず、母娘さん等もの凄い買い物
をされていたが、民芸店で本来15ユーロの物が、少し傷があって3ユー
ロになっていた高さ8センチの「木のベルの小さな置物」だけ買ってきた。
根が“貧乏性!” 「イッタラ」も今回初めて知ったブランドだ。
ホテルに17:45帰着。
18:00にロビー集合で、近くのスーパーへYさんおすすめの“たらこの
チューブ入り”をみんなでチェックしに行き、皆さんは買い物をしてホテル
に戻られるが、今日も私はひとりで地下鉄で「中央駅」まで。
明日の一日自由行動は土曜日で、この国では公共施設もレストラン以外の
どの店もほとんど18時で閉まってしまう。
今日は21時まで開店しているところが多く、ガイドブックでチェックして
おいたフィンランド1のデパート「ストックマン」や「アカデミア書店」へ。
この書店は凄い!!2階には広い喫茶コーナーもある。
ただし、他の国では英語の本も結構置いているが、この国はほとんど母国語
で、娘たちもわからないかも・・・と思いつつ、絵本やぬり絵・シール本等
買い回っていたら、“閉店”のお知らせが鳴り出した。
駅内のレストランで食事して、ホテルに帰り着いたのは22:10だった。
まだ明るい、街はまだまだ人が行き来している。
充実した一日、今夜もシャワー、洗濯をして就寝。