「三朝温泉」と「三徳山 三佛寺・国宝投入堂」・・・長~いお話

9/12~13、宝塚市立病院ボランティア水曜日仲間、いつものメン
バー7人で、「名湯三朝温泉2日間の旅」、読売バスツアー添乗員も
ガイドも無し、23名の客とドライバーさんでの往復。
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途中、昼食をとるために蒜山高原「ヒルゼン高原センター」に立ち
寄るだけで、ひたすら三朝温泉「ホテル清流荘」へ。

あとは「温泉」に入るのと、「大漁会席」の夕食が楽しみなだけの、
観光コースや買い物設定は無しの“行って帰って”だけのコース

こういうコースのほうがかえって楽しみだ!!
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2日目の14時ホテル出発までは自由時間で、オプションで『羽合
温泉「千年亭」ミニ日帰りプランで昼食・観劇、入浴』の設定は
あるが、こんなのはゴメンで、私には行きたいところがあった
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最近、テレビでもよく目にする「三徳(みとく)山三佛寺(さんぶつじ)」

開山は慶雲3年(706)。
役行者(えんのぎょうじゃ)が法力をもって岩窟に投入れたといわれる、
国宝「投入堂(なげいれどう)」(奥の院)
この話を信じているわけではないが・・・
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この年で、この体力で登ろう・・・なんて野心はないが、三朝へ行く
なら、何としても県道の『遥拝所』から拝んでみたい・・・
天気次第で見られないこともあるけれど・・・

「倉吉観光」往復・・・という手もあるけれど、仲間に同意して貰い、
ジャンボタクシーを使ってみんなでお寺へ往復することにする。
路線バスもあるが、費用は若干高めになるだけで、これがよかった!
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9/12(月)8:30に宝塚駅前出発、三田に寄ってひと組のご夫婦を乗せ、
途中トイレ休憩を2度挟んで、13:40ホテル到着

夕食までの自由時間、初めての『三朝』を7人そろってゾロゾロと散策。
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街の織物ギャラリーにもなっているみやげ店「扇屋」に立ち寄り、
三朝橋から、上原多香子さんで映画にもなった「恋谷橋」への川沿いを、
まずは、火・水・木曜は休みになる無料の「みささ美術館」へ。

常設は、棟方志功のすすめで板画を始め、終生倉吉を本拠にし、鳥取県の
芸術の振興に寄与した「長谷川富三郎版画展」、ほか町民作品展など開催、
展示されている。
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一同感服の展示内容で、玄関の募金箱へまとめて1000円のお礼を寄付。
明日のタクシーや昼食代・雑費としてみんなから3000円づつ集金した
中から・・・ここは良かった!!

縁結び「かじか蛙」が鎮座している恋谷橋を渡って温泉街中心部へ。
恋愛成就を祈願する絵馬がたくさんぶら下がっている。
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少しはずれた場所にある「三朝神社」へ。
ここの手水舎がなんと!温泉!! 冬の冷たい手には有難いだろう。
飲泉場「神の湯」を兼ねていて飲むこともでき、何杯もいただく。
渇いた喉に沁みていく。甘露、甘露

本通りをあっちを覗き、こっちを覗き、ガヤガヤとそぞろ歩き。
戸口は開くのに誰もいないギャラリー(店)や、カエル人形館、高野
豆腐で彫刻した見事な作品が並ぶ「調刻の館」、ここは街の調理師の
方々の手によるもので、“彫刻”ではなく「調刻」となっている。
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三朝橋の橋の袂までたどり着くと、「三朝小唄」映画記念のモニュメ
ント、下の三朝川の河原には公衆浴場足湯・河原風呂(無料・混浴)
があって、何人かの男性が浸かっていた。

視力1.2と1.5の私、見るつもりはないのに、上がろうとする男性
の股間が見えてしまった。
みんなに「何年ぶり・・・?」なんて言われ、ここでは滅多にない『下
ネタ』
ご披露・・・
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ホテルに帰る前に、さっきギャラリーだけ見せてもらって素通りした
「依山楼岩崎」へ寄って、豪華なロビーでおいしいコーヒーをいただく。
500円。「良心的ね・・・」みんなの感想。

わが宿の前にある「ミニスーパー」に寄って、夕食時間の迫ったホテルへ。
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入浴は食後にして、別室に用意してもらった夕食場所へ。
「行って帰って入浴して食べて・・・」のこのコース、ひとり9980円
並んだ料理に皆「おいしそう!!」の歓声。予想以上に豪勢、豪勢!
生ビールをお代りして、料理とともに美味しく頂く。

世界一を誇るラジウム泉、楽しみな温泉。
大浴場は日替わりで男女入れ替わり、一階の露天風呂がなかなかよかった。
長湯はできない性質だが、温泉はやはり良いものだ!!
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見逃していた「中秋の名月」
ふと目を覚ました明け方5時前、窓から三朝川の上、山の端にかかる満月に
感動!!
 (三脚なしで撮影。 さて?)
「他の二人を起こそうか、よく寝ているからやめとこう」

朝食も手が込んでいて、立派なものだった。

9時に頼んであった“ジャンボタクシー”でいよいよ「三徳山 三佛寺」へ。
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足場の遠い「投入堂遥拝所」から・・・の考えが運転手さんと一致して、
県道の門前を通過して「遥拝所」へ。
少し離れた展望台からも、木立の間に屋根しか見えないが、「文殊堂」、
「地蔵堂」
も教えていただき、これはタクシーならでは・・・

残念ながらどちらも逆光で写真がうまく撮れない。
写真をうまく撮るには午後がお勧めかも・・・
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正面の急な石段は避けて、教えてもらった別の登り口から「参詣者受付
案内所」でひとり400円
本堂・宝物殿までの拝観料を納める。
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とはいっても階段は続き、1300年の歴史の重み、すり減っている石段は
脇の手すりと入り口で借りた杖が頼り。
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宿坊も覗いて、ゆっくりゆっくり本堂へ。
慈覚大師円仁により嘉祥2年(849)釈迦・阿弥陀・大日の三尊仏を本尊
として安置されたと伝えられる。

本堂の右奥に「投入堂」などへの登山の受付事務所がある。
杖もダメ!“修験道”を荒らさないための、厳しいチェックがあるという。
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本堂前の売店でおいしいお茶をふるまっていただき、白檀のお線香と孫たちに
クッキー、自分にはお地蔵さまのキーホルダー購入。

本堂手前の石段掛け替えのとき、旧石段を使って彫られたという、宝物殿脇の
苔むしたたくさんの「かいだん地蔵」が愛らしくて素晴らしい。
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帰り道、皆成院・正善院・輪光院の宿坊に、も一度みんなで立ち寄って、昼食
場所の「谷川天狗堂」へ。

ご主人自慢のたくさんの“つるしのぶ”が出迎えてくれた。

宿坊でも予約をすれば食事はとれるが、お値段が少々高め。
3軒ある茶店の中から「天狗堂」を選び、ここで1500円の「山菜煮しめ
定食」
をいただく。
ワサビ醤油でいただく名物「みとく豆腐」も付いている。
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500円プラスで山菜天ぷらが付くが、たっぷり運動したけれど、朝食が
まだ消化できてない人がいて、これはやめ! 私、ちょっと未練!

裏庭にはどっさり名物「栃の実」が干してある。
そこから右上を望むと山の上に「文殊堂」と「地蔵堂」の屋根。
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借りた「杖」をまとめて、県道の石段下の杖入れに戻しに行く。
上からNさんが、12:30で頼んでおいた「タクシーの迎え来たよ!」
と叫んでいる。

裏口から県道に出てきたところで拾い上げて貰って、ホテルへ戻る。
3000円の集金の内、戻りひとり200円なり。
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予定より早く帰りつき、出発までの小一時間、ホテルのラウンジでゆっくり
させてもらう。

帰り道も二か所でトイレ休憩。
最初の岡山「あわくらんど道の駅」に寄ってもらったのは有難い。
梨と桃を買う。
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宝塚帰着、19時すぎ。
暑いけれど好天に恵まれ、充実した二日間だった。

10月には紅葉を訪ねて、ボラ・パソコン仲間で奥信州へ一泊の予定あり。
今から楽しみ、楽しみ・・・!!

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by kokko48513 | 2011-09-15 22:00 | 旅のつれづれ | Comments(0)

好奇心旺盛と明るさがとりえの旅大好き人間・・おもむくままの旅模様&etc.etc


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