2015年 03月 13日
病院ボランティア話・・・ふたつ
母親と通院していた幼稚園年長か1年生くらいの女の子、診察が
終わって家路につこうと、先頭で玄関ロビーから外へ出ようと
した時、中から見て、向かって左のドアは入口専用、右側が出口
になっている。
意気揚々と左ドアに近づいて行ったので、「出口は右ですよ!」
と大声で叫んだら、慌てて右へ移動し、母親に促された訳でもない
のに私たちの方を向いて思い切りのニコニコ顔で「ありがとう!!」
と大きな声で叫んで、手を振って出て行った。
「素敵な育ち方しているね」、「親のしつけが良いんだね」と私たち。
わがマンションの出入りでも、すれ違いざまには大人であれ、子ども
であれ、必ず挨拶の声をかけるようにしているが、「どうしてこうも
挨拶の出来ない人(子)が多いのだろう・・・」と嘆かわしくなる事
が多々ある。
挨拶がちゃんとできるかどうか・・・これ、人間にとって大事なこと。
わが家の孫たちは大丈夫だろうか・・・と、あの清々しいお嬢さんを
見てふと思った。
整形外科外来から「ストレッチャーで移動するために2人介助に来て
ほしい」の要請あり。
85才のご婦人が、朝の目覚めにベッドから、部屋に置いているポータ
ブルトイレに移ろうとして、態勢が崩れて床に倒れて救急搬送で来られ、
左足を骨折している可能性があって、レントゲン、中央検査室への移動
の介助だったのだが、遠方に住む娘さん(60才くらいか)が付添って
来られていて、入院・ステップハウスでのリハビリなど1年間を経て、
先日退院されたばかりだったという。
レントゲンの結果、やはり左足骨折で即入院となられたが、年をとって
くると、気をつけていてもいつ不測の事態が生じるかしれない。
本人も周りも大変なことになる。
心して、日々の生活を送ろう・・・としみじみ思う一日だった。