2019年 07月 07日
「ぶらり会津、大内宿・喜多方・さくらんぼ狩り」1泊の旅・・2日目
役立たずになったトユから溢れる水のカーテンに包まれたような
状態で、出発までの3時間にこの豪雨「止んでくれ!」と念じていた。
露天風呂に入り、タップリ和食膳朝食を頂いて、霧幻峡に行く場合は
8時出発予定だったのが9:00出発となり、ツアーでゆっくりとした
朝を過ごすのは珍しい。
ホテル出発時は小止みになったとはいえ雨の中、2時間近く柳津「圓蔵寺」
へ移動している間にその雨もやみ、正面113段の石段を上がらなくて
いいように、町並みを迂回して本堂近くに駐車場があり、バスガイドさん、
駐車場わきにある「小岩井屋さんの“あわまんじゅう”是非召し上がって
下さい。美味しいんですよ」、他にも何軒もあるのだがここを進めていた。
文政元年(1818年)柳津で火災があり、日本三大虚空蔵に数えられる虚空蔵
さま(圓蔵寺)も焼失してしまい、 約10年後にお寺は再建され、その際に
「もうこんな災難にあわないように」と願いをこめ、あわまんじゅうを奉納
されたのが起源という。
お参りを済ませた後、これを楽しみに本堂へ・・・
「福満虚空蔵尊圓蔵寺」実に立派なお寺で、ご本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師
の作と伝えられ、ガイドさん曰く丑と寅年を守って下さるご本尊というが、
日頃の無事に感謝して神妙にお参りする。
本堂の欄干越しに見下ろす只見川の橋梁が二つかかった風景の見事なこと!
そのきれいな景色に歓声が上がる!
ここが、郷土玩具「赤べこ」の発祥地という。
交通安全のお守りも頂いて、入口の大きな牛の石像と銅像の右膝をなでなで
して石段を下り始める。
これが間違っていたのだ!!
本堂脇の売店には仲間がまだ何名かいて、その人たちが先にいなくなり、ここ
から元来た道を長い石段を使わず駐車場に戻ればいいものを、只見川を見下ろしな
がら左手にある石段を降り始め、つぎに立派な仁王門が見えて来て写真を
撮りながらどんどん下へ下りていく。
これがガイドさんが言っていた正面からお参りするための113段の石段で、
下の町並み(商店街)におりてしまうことになる。
山門辺りまできて気がついたのだが、後ろを振り返ると結構急な石段で、これを
戻るより「思い切って降りてしまえ!」と見えだした町並みの屋根屋根もあり、
下りきったところに「あわまんじゅう屋」さんも並んでいる。
ここで出発時間10分前、勿論、降車した駐車場の景色ではない。
道路工事中のおじさんに聞いても、道を歩くおばさんに聞いても要領を得ない。
でもその中に「小岩井屋」さんもあり、「本店だな?」と飛び込んで、「もう一軒
駐車場近くにあるお店に行く道を教えてください!」とお願いする。
さっきバスで通った記憶をたどって、石段よりバスの通った道を選んで進むと
すぐに「観光案内所」があり、「あと10分で駐車場に戻りたい」とお願いしたら、
親切に観光地図を下さって、「ずっと坂道ですが道路伝いに行って、一休さんの
看板の所を右に曲がってください。石段はきついです」と教えて頂き、坂道を
大急ぎで進む。
ここで“あわまんじゅう”はあきらめた!
「一休さん」で発車3分前、あと4~5分ほどで上に駐車場の入り口が見えているが、
教えてもらっていた携帯番号に電話を入れて「一休さんの上あたりで待っています」
と添乗員Kさんにお願いして、丁度出発時間の11:30に乗り込むことが出来た。
ひとり、ドイツのノイシュバンシュタイン城の帰り道で心細くなったことを思い出す。
次は50分ほど移動して、会津若松「鶴ヶ城」へ・・・昼食と散策で80分。
オプションのランチ「わっぱめし」をお城の隣にある「鶴ヶ城会館」で先にいただく。
その後、自由散策でお城へ向かい、観覧40分ほどかかるという天守閣には上がらず、
市民公園になっている広場で写真を撮りながらうろうろする。
広場の隅に土井晩翠氏「荒城の月の歌碑」があったのだが、今まで、娘が大分市在勤
の時に訪ねた大分県竹田市「岡城」がその場所と思っていたのだが、どちらが正しい
のだろうか?
食べそこなっていた「あわまんじゅう」は会館の売店で買って食べることができた。
14時に鶴ヶ城を出発して、コース最後の西会津で「サクランボ狩り食べ放題」を
楽しむだけ。
青空も出て気温も上がり絶好の「サクランボ狩り」日和となり、残り少なくなって
いる「がぶりガーデン」で脚立に上がって実だけをもぎ取り次から次と口へ運ぶ。
30分も経たないうちにお腹いっぱいになってきて、“腹も身のうち”ほどほどで
終了し、あとは売店で孫たち2軒にお土産にワンパックずつ購入する。
福島空港18:05発の全日空1698便に乗るのだが、16:20頃に着いて
しまい売店で最後の買い物、孫たちに東北限定「じゃがりこ 牛タン味」を見つけて
購入する。
定刻に飛び立ち、静岡上空に差しかかった時、機長さんの「左下にきれいに富士山
が見えています」のアナウンスに、ちょうど左窓側に座っていた私、厚い雲を突き
破って頭を雲の上に突き出した富士山に思わずカメラを出してシャッターを切る。
隣席の男性も、右側の席の方も「撮ってほしい!」とおっしゃって順番にスマホの
シャッターを切ってあげる。
富士山というと誰でもこういうことになるのだろうが、今まで何度も北に向かって
飛んでいるが飛行機からの富士山は初めてで、私も感動してシャッターを切っていた。
大阪空港には定刻より5分余り早く着いて、今回の旅行も無事終了した。
雨に降られなかったのが何よりで、念願の「大内宿」に行けたことも本当に良かった。
7/5(金)は阪大病院で9:00から生検のため小鼻の脇の両側の皮膚を取って
もらうことになっているのと、6日(土)は娘宅のお寺の「写経と座禅会」の日で、
休む暇なく動かなければならない。
阪大病院からの帰り道、阪急宝塚駅を出たところで後ろから声をかけてくださる方が
いて、「昨日、福島行きでご一緒でしたよね?」とおっしゃりびっくり!
ご夫婦と私と同年齢くらいのお母さんの3人で参加されていたご婦人で、「お声を
よくかけてくださいましたね・・・」と、嬉しくなる。
駅のあるソリオ宝塚1の中の銀行にお勤めとか・・・
「人間の縁」とは不思議なもの・・・
さて、8月には孫たちと2泊3日でディズニー、10月にはイタリア南部の旅行に
ツアーひとり参加で予定している。
元気でいなければ・・・!!