2006年 07月 06日
「カイソウメン」知ってます?
終わってからの仲間8人の「お茶タイム」で、戦後の話で
大いに盛り上がった。
1939(昭和14)年生まれの私にとって終戦の夏は
6歳になる直前、食べ盛りの入り口にさしかかる頃。
お芋のつるや葉っぱ、大根や豆かすの入った「米粒はどこ?」
というようなごはん、自分の目玉が写ってそれが具のような
錯覚をおこす実の無い汁物等など。お米はもちろん「配給米」
よくここまで育ったと思うが、前の家のおばさんがよく食べていた
「カイソウメン」というのが今になっても何だったのか、私は
食べさせられたことはなかったが、「みみず」のような太さ、
シマシマ模様。色は黒緑で昆布かわかめのような色。
「海の素麺」と自分なりに解釈していたが、今日帰宅して
インターネットで調べてみたら「海藻麺」というものがあって
今、健康食品・ダイエット用として人気があるという。
おばさんの食べていたのは黒かったのに、今の物は
葛きりか春雨みたいなものに精製されている。
おばさんがいつもさも美味しそうに食べておられたのが
羨ましかったが、しばらくして栄養失調が原因で亡くなって
しまわれた。
私にとっては悲しい思い出につながる「海藻麺」を鮮明に
覚えている。