2007年 05月 14日
こんな時、どうすればいいのか・・・「虐待では?」
渡っている時、“大変な場面”を目撃してしまった。
交番、喫茶店の並ぶ歩道で2-3歳の女の子、5歳位の
男の子の兄妹を連れたお母さんが、その場に座り
込んでいるお兄ちゃんをいきなり両腕で抱えて
持ち上げたと思ったら、そのままの形で歩道へ
たたきつけた!
店の中から目撃していた人も、歩道上の私もビックリ
して目を合わせて固まってしまった状態。
この『親子』だけの世界が出来上がっている。
それでも、母親に注意を促す声をかけようと思ったが
神経質そうで、小さい子を前に逆上している恐い顔。
きれいで、品の良さそうな『お母さん』なのに
何が“彼女”をこうさせてしまっているのか・・・
通りすがりに聞こえた言葉から推察すると、目の前の
郵便局のポストへ封書を投函するのを競った兄妹を
母親が一方的に兄を叱っているらしい。
「ふたりで一緒にポストに入れようね・・・」とか、
「今日はお兄ちゃん(妹)にいれてもらおうね・・・」
とか穏便に済ます方法はいくらでもあるだろうに・・・
振り返って成り行きを見ていたら、妹は手が届かず、
兄は届くのに、結局母親が何やら甲高く叫びながら
封筒を放り込んでいた。
このお兄ちゃん、何につけてもいつも「叱られ側」
なのでは・・・?
ひと前でこれだけのことをやる母親は、第3者が注意を
したら、家に帰ってから、この「兄」にどれだけの
“折檻”を加えるだろう・・・と、瞬時に考えてしまって、
言葉をかけられなくなってしまった。
今、これを打ち込みながら、どんなことにでもすぐに
口出しをする私が、そんな態度しか取れなかった自分に
もの凄い嫌悪感と、『反省』と『後悔』で“あの子”のこと
を思うと自然に涙が出てきて仕方ない。
『正義の味方』を自負しているが、駄目だなぁ!!
気丈に泣きもせず、すぐに立ち上がったあの子は、
あの母親からどんな仕打ちをあれから受けただろう。
あの子はいつもどんな日々を送っているのだろう。
わが家の「モンちゃん」が幸せに成長しているだけに、
尚更ああいう子どものことが気になってしまう。
あんな時こそ、躊躇せずに“声かけ”をしなければ・・・
と思う。が、普通の人間には難しいことだ・・・
どうか、たくましく明るく育てよ!!「お兄ちゃん」!
と、祈るしかない情けない“私”である。
“世のお母さん”! 子どもたちには常に『公平』に・・・!!