歌舞伎三昧

「新橋演舞場」も「歌舞伎座」も27日が千穐楽で1月の
“初春公演”はすでに終わってしまったが、どちらも実に
『お正月』らしい演目と豪華なメンバーで、慌しい2日間
だったが、堪能させていただいた。

「演舞場」は26日に夜の部を、27日に昼の部を拝見。

右近さん、猿弥さんで「猿翁十種の内“二人三番叟”」
他の主要メンバーも花を添えて、それはそれは正月らしく
華やかに時にコミカルに見せていただいた。
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海老蔵さんの「口上」と「にらみ」もあり、この「にらみ」のお陰
で今年1年は風邪をひかずに過ごせる・・・という。

「歌舞伎座」は時間の関係で残念ながら千穐楽の夜の部だけ
を拝見。

こちらも「新歌舞伎十八番の内“春興鏡獅子”」を勘三郎
さん
が新春らしく、華やかに厳かに舞ってくださった。

獅子に戯れる「胡蝶の精」玉太郎、千之助くん二人の子役
が勤め、まだ二人共僅か8才
結構長い時間を二人が舞台を独占して舞う姿に感動して涙が
出てきた。
万来の拍手!!
その拍手に励まされ、こういう年代の人が祖父、父に続いて
成長して行く。
頼もしい限り、「歌舞伎界」は安泰だ。

「歌舞伎」が大好きで外部から飛び込んだ“若者”も頑張れ!!
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最後の演目は「鰯賣戀曳網」、原作・三島由紀夫さんだが明るい。
観る前から楽しみにしていた勘三郎さん、玉三郎さんのお芝居
勘三郎さん“鰯賣猿源氏”のおかしいこと。
仕草、言葉に勝手に笑えてくる。

一方、玉三郎さんの“傾城蛍火実は丹鶴城の姫”
相変わらずの気品ある美しさにうっとりする。

昼の部の玉三郎さんの「鷺娘」、以前に一度観ているが、これを
拝見できなかったのが残念!

3月には新橋演舞場で右近さんの「猿之助十八番の内・獨道中
五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」三幕
が演じられる。
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右近さんが「15役の早替わりならびに宙乗り」をやり、本水も
使用するスペクタクル満載の演出を随所に散りばめた作品。

「猿之助歌舞伎」の真髄を「澤瀉屋一門」総出で演じる楽しさ、
驚きイッパイの超大作。
初めて見せていただく舞台に、今からワクワクしている。
残念ながら、関西での上演は無い。 これがとても残念!!

「松竹座」さんか「南座」さん、どちらかでやってくれないかな・・・
by kokko48513 | 2009-01-30 00:19 | 映画・音楽・芝居 | Comments(0)

好奇心旺盛と明るさがとりえの旅大好き人間・・おもむくままの旅模様&etc.etc


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